
5月3日、山形県で軽量飛行機が墜落し、お一人が亡くなりました。
ご冥福をお祈り致します。
ニュースではライトプレーン(超軽量飛行機)と報道されていましたが、
どんな飛行機?
その飛行機の価格は?
気になったので調べました。
ライトプレーン(超軽量飛行機)とは?画像も
ウルトラライトプレーンと呼ばれているようです。
画像を見ると本当に1人が乗れるだけの飛行機ですね。
日本の航空法の中では、「超軽量動力機」と位置付けられた航空機の一種です。
一人乗りだと180kg程度の重さの飛行機です。
速度は185km/h以下と決められております。
意外とスピードがでますね!
飛行許可条件
航空法上「3つの許可」が必要との事。
航空機の許可
耐空証明が必要です。
車でいう車検です。
しかしウルトラライトプレーンの場合、簡易構造の航空機であるためこの耐空証明を得ることが出来ません。
じゃあ飛ばす事が出来ないのか?
そこで11条第1項但し書きの部分で許可を出しているとの事です。
補足で解釈を広げているのかな?
その但し書きの部分とは、
航空機は有効な耐空証明を受けているもので無ければ、航空の用に供してはならない。
但し試験飛行等の目的のために運輸大臣の許可を得た場合にはこの限りではない
ウルトラライトプレーン飛行は全て試験飛行扱いにしている。
ウルトラライトプレーンは全て仮免飛行なんですってw
解釈って面白いですねww
試験飛行は運輸大臣の許可がいります。
操縦者の許可
航空法では航空従事者技能証明と航空身体検査証明が無いと飛行機を操縦できないとあります。
でもそこはライトプレーン。
また但し書きがあり、
前2項の規定は、運輸省令で定める航空機に乗り込んでその操縦(航空機に乗り組んで行うその機体及び発動機の取り扱いを含む。)を行うもの及び運輸大臣の許可を得て試験飛行等のために新しい種類、等級又は形式の航空機に乗り組んでその運行を行うものについては、適用しない。
分かりやすくいうと、技能試験はいらないよ。
だって試験飛行だからw
飛行場の許可
航空法では航空機は飛行場以外での離陸や着陸を禁止しています。
ただしライトプレーンは…
おわかりですねw
運輸大臣の許可があれば、この限りではないです。
運輸大臣の許可
以上3つの許可はすべて運輸大臣の許可が必要です。
それがあれば車体の検査や技能試験が必要なく、飛行場以外で飛べるという事です。
問題は運輸大臣の許可。
結構めんどうで申請書類がたくさんあり、更新も毎年しなければいけないんだそうです。
そこで日本全国にはクラブがあり、例えば茨城には日立フライングクラブがあります。
民間のクラブですが、技量認定証を取得すれば運輸大臣の許可は不要なんだそうです。参考サイト
ライトプレーンの価格
もちろん車と同じでピンキリです。
アメリカ製の飛行機。エンジン別で18500ドル。200万円ぐらい。
イタリア製。12000ドル。130万円ぐらい。参考元
まとめ
無許可でライトプレーンを操縦している方もいるようです。
更新をしていないとかで。
このような事故が多くなれば行政が動き、乗る事自体難しくなるかもしれません。
民家に落ちた例もありますし。
法律に則り安全飛行をお願い致します。